ここで靴修理の最難関「接着」について説明。
ここ最近は40℃に迫る暑さが続いたせいなのか
靴のソールやその他のパーツがはがれてしまう、という現象が多くなっています。
大半の靴や鞄は革やゴム、布などを接着してから縫ってあったります。
それでもスニーカーやサンダルなどの軽さを出すような靴は接着のみで仕上げる
事のほうが多いです。
・接着がはがれる原因は
①暑さで接着剤が緩むなど変化する
②素材自体が変化する
③接着剤の劣化
しかもこのはがれるという現象は靴が古い新しいはあまり関係のないことなんです。
昨日買った靴でもはがれる時ははがれます。
・はがれたらしてはいけない事
①出先ではがれたのでみっともない部分をちぎったりすること
②広範囲を瞬間接着剤で止めにかかろうとすること
③そのまま放置する事
取り急ぎ修理屋さんに相談してください。修理屋さん側からしても
接着剤の選定、下地処理、接着位置の再現性など接着は靴修理の中でも
最難関なので。
かかと交換などの作業はゴールまでの道のりが大半の靴で同じなのですが
接着だけは接着するというゴールが同じでも道のりは靴によって様々です。
ここまでたくさんお伝えしてきましたが
結論すべての接着作業は簡単そうに見えて難しいという言い訳です。